大切な自分のPCでデータ復旧を

いつも、安心してPCを使うようにするには、データ復旧の為のバックアップが欠かせないと思います。いつPCが調子悪くなるか分かりませんので、定期的に管理していく事が重要になると思います。このデータ復旧に対してもデータの保存方法を、構築しておいた方が良いかと思います。いつも使っているPCの状態に戻すことが、重要なポイントだと思います。
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 太陽電池モジュール製造装置で世界最大手のエヌ・ピー・シー(東京都荒川区)は台湾のすべての太陽電池メーカーへ納入している。シェアをさらに伸ばし、圧倒的な生産量でコストを引き下げる「コストリーダーシップ戦略」を今後も継続する。太陽電池業界は今年から企業、国・地域ごとに「グリッド・パリティー」が実現する段階に来た。戦略の背景を隣(ちかき)良郎社長に聞いた。【高田英俊】

 ――コストリーダーシップ戦略を続けている。

 当社の世界シェアは昨年実績で52%。これを当面60%にするのが目標だ。単価を下げてシェアをとり、そのスケールメリットによって製造面でのコスト削減を実現する。それによって収益が回復する。そのサイクルを生もうとしている。

 シェアをとれば需要の先が読めるし、技術がどう変化しているかも見える。これをつかんでこそ大量生産に踏み切れる。この情報収集・分析力には強いこだわりがあり、自社の社員を世界各地に張り付かせている。自社で設計、開発、製造、販売する垂直統合体制にもこだわっている。

 シェアをとる理由はもう一つある。技術の高みのみを追求すれば、それを求める層が薄くなるためおのずと販売対象となる市場は小さくなる。反対に技術が低ければ、製品価値も下がってしまう。一定のシェアを持つようになれば、技術もそれなりに向上する。市場全体を見渡した時、技術とシェアのバランスが取れた領域が最も収益が上がる。

 シェアは10%から20%にするのはとても簡単だが、50%を51%にするのは極めて難しい。例えば、トヨタ自動車が強すぎれば、市場には必ず抵抗感が生まれ「アンチ・トヨタ」の消費者が出てくる。昨年9月にドイツの同業、マイヤー・ソーラー・ソリューションズを買収したこともあり、シェアは今年57%へ上がると予想している。シナジー効果を期待しているが、まだまだ安泰ではない。装置業界の価格を先導する役割を果たしたい。

 再生可能エネルギーによる発電コストが送電線で提供される電力料金に等しくなる「グリッド・パリティー」に向けて業界全体が努力しており、当社もそれに貢献するという大義名分もある。

 ――各国・地域の政策的後押しに加え、今年からはグリッド・パリティーが実現し始めるというのが業界全般の見方だ。

 太陽電池市場は、補助金などの政府の支援、グリッド・パリティーの両方を加味して、今後も年平均20〜30%の勢いで伸びるだろう。グリッド・パリティーは今年から2013年にかけて実現していくと予想されている。

 再生可能エネルギーは、太陽電池も風力も燃料電池もすべて共存していくだろう。どれも長所と短所があるからだ。しかし太陽電池は、例えば日本なら家庭用システムで200万円を切るものが出てきた。土地付きで自宅を購入すれば、費用は全体の5%未満に過ぎず、値ごろ感のある水準へ下がってきた。再生エネのうち、太陽光発電が一番いいポジションにいる。全世界の発電量のうち、太陽光発電によるものは数%にも満たない。伸びる余地はまだまだ大きい。

 ――電池市場に合わせて装置市場も伸びる。

 太陽電池メーカーに新旧交代の波が起きている。かつて市場を引っ張った会社が撤退したり、逆に異業種の大手企業や台湾の半導体、液晶パネルメーカーなどの企業が参入し、積極的に投資している。ここへ売り込める。

 もう一つは、過去に納入した装置の更新需要がある。技術革新により、5年前の装置では新しい太陽電池セルに対応できなくなるなど耐用年数より短いサイクルで更新が起きており、装置需要が根強い大きな要因だ。太陽電池は高品質のものの競争力が高く、製造装置も技術力の高いものが選ばれるようになっている。

 ――貴社の強みとは。

 グローバルな販売・サポート体制だろう。米国とドイツには1990年代に進出している。過去3年間にシンガポール、中国・上海市、台湾(新竹市)、韓国に拠点を設けた。

 台湾では、太陽電池メーカー23社すべてに納入している。巨額投資で自動化を進める台湾系への販売には力を入れており、台湾支店には日本人が5人常駐している。支店は近く現地法人へと格上げするとともに人員を増強する予定だ。

 ――今の世界市場の構造は。

 太陽光発電システムの設置量は、欧州が4分の3以上に上る。対して太陽電池の生産量は「中国・韓国・台湾・その他アジア」が計62%。日米は設置量、生産量ともいずれも数%ずつだ。大まかに言えばアジアで生産された太陽電池が欧州をはじめとする先進国で設置されている構図だ。

 ――今後、その地図はどう変わる。

 世界中の主要企業が多数の国・地域へ進出しており、最終的には強い企業が残っていく。

 太陽電池は結局、技術力の高いプレーヤーが生き残る。エネルギー変換効率が高ければ同じ原材料を使っても発電容量が大きくなる。言い換えれば1ワット(W)を発電するコストは下がる。「安かろう悪かろう」では収益が上がらない世界だ。変換効率の高さという技術力とともに、生産技術のノウハウを持つ日本企業は強い。

 台湾企業は全般に製品自体にかかわる技術、生産の技術とも潜在的に高く、資本力を生かして思い切った自動化を進めている。パソコン(PC)で世界を席巻したように、コストを抑えて強みを発揮していくだろう。ただ、中国でもそうした強い企業はいる。

 ――各種ある太陽電池のうち、何の地位が今後高まるのか。

 現在は、結晶シリコン系が全体の80%、薄膜系が20%。3年前と比べると薄膜系が10ポイント上げており、存在感が高まっている。薄膜系のうち、CdTe(カドミウムテルル)のほか、CIS(銅、インジウム、セレン)やCIGS(銅、インジウム、ガリウム、セレン)といった化合物系は商業生産レベルに入りつつある。しかし、総じて言えば、各種に長所と短所があり、共存していくと予想している